MG ミゼット,右リアーホイールベアリング部からの油漏れ [ MG ミジェット シャシー]
MG ミゼットのリアーアクスルを降ろし、リアースプリング等をメンテしている時に、ふと、リアーアクスルの右ブレーキドラムを見ると何となく油っぽい。 ウッ???
で、ブレーキドラムを外してみるとドラム内面にデフオイルがべっとりと付いていました!!
9月半ばにブレーキを点検した時には全く問題がない様に思われました。
その後、リアーアクスルを降ろし、リアーアクスルの作業台を作った時に片側だけ持ち上げてリアーアクスルを斜めにした事があった。 この時にデフオイルがホイールベアリング側に流れ、このオイルがシール不良でブレーキ内に漏れ出したと思われます。
もし油がブレーキ内に回ってしまったらブレーキの効きが大幅にダウン。 ブレーキがないに等しいかも!!! 又、ギアーオイルでホイールベアリングのグリースが洗われてしまい、ベアリングはグリース切れを起こし劣化しているかも?
と言う事で、燃料パイプ等をイギリスに発注しようと思っていた時だったので、早速他の部品と共にホールベアリングキットをイギリスに発注しました。
で、5日後にはフェデックス扱いでュウパック経由で到着しました。 早や!!!
到着したホイールベアリングキットを見て 唖然! あぜん! も一つ アゼン!
なんと、ガスケットが四つ折りで箱に入っていました!!! こんなの初めて!!!
4つ折りされ折り目が付いており、単純に組付けたら折り目部分から油が滲むかも!
早速、ホイールベアリング部を分解、アクスルシャフトも抜いてみました。
ホイールベアリング部分のキャリアー(ハブ)構造は大型車以外では初めて見る形で、正しく分解・再組立できるか不安が一杯。 分解には結構勇気がいりました。
(この時ブレーキも分解、主に清掃・グリースの塗布をしましたので別途レポートします。)
分解した所、シャフトとベアリングキャリアーの間の紙製ガスケットが劣化しており、触るとポロポロ砕けてしまいました。 私も含め以前この付近をいじった時に、ガスケットがポロポロ砕け、そこに隙が出来、油漏れに至ったのかも? 又、ホイールベアリングにはグリースが全く残っていませんでしたので、この油漏れは今に始まった事ではない様です。
ホイールベアリングの回転はスムースで異常は見られず、ベアリングにグリースを付けては回し、グリースを付けては回しを繰り返し、ベアリング内部にグリースを付けました。
組立は、キャリアーの溝(上写真参照)に新しいOリングをセットし、次に4つ折りガスケットには液体シールを塗り、丁寧にハウジングにセットしました。
次に、抜いたアクスルシャフトのフランジ部に液体シールを塗り、アクスルケースに挿入、ビス1個を締め付け、次にブレーキドラムを組付けビス2本をしっかり締め付けました。
で、ついでにシャフトのデフギアーへの嵌合部のスプラインを点検した所、スプライン部分は表面硬化の焼き入れは無く、写真の様に少し摩耗している物の使用には全く問題ありません。
とんだ追加作業でした。
また、無駄なベアリングとグリースシールを買ってしまいました!!!
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