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ジャガーEタイプ シートの左右入れ替え [ Eタイプ 内・外装,電装の修理]

  
 ジャガー Eタイプも車検を取って8年。 ドライバー側(左側)のシートの本革表皮は使用感が出て、新品の感覚が無くなってきた。
 そこで、使用頻度の少ない右側アシスタント用のシートをドライバー側に移して片側だけが劣化していくのを防ごうと考えた。


 この車は左右共用設計のはず? 日本製だったら外して左右を入れ替えてねじを締めるだけだろう。 が、現実にはこの車はイギリス製、多少の追加工は覚悟していた。

blogDSCN6934.jpg


 左の椅子を右のシートレール上においてみると5~20mmも穴位置が違っている様にみえた。 右の椅子も左に置くと同じように違っていた。
 で、ハンドドリルとヤスリで取付け穴を加工した所予想よりはるかに大変で、全ての穴を
20~25mmの長孔に加工してやっと左右とも入れ替える事が出来た。

blogDSCN6936.jpg

blogDSCN6964.jpg



 やれやれと思いドライバー席に座って運転操作をしてみると、椅子を一番前に出しても
クラッチペダルを一番奥まで踏み切れない。
いくら私が胴長短足とは言えクラッチを踏み切れないのでは安全な運転が出来ない。
尚、従来左についていたシートは一番前の位置でクラッチもブレーキも十分に踏み切れた。

 見た感じでは椅子の何処の寸法が違っているのか分からないが、結果としてシートバックの位置が15mm位違っている様でした。
(シートフレームの穴位置やフレームと車の床との位置関係も大きな差はないのでシートバックの角度違いだろうか? それとも各部の小さな寸法違いの積み上げだろうか?)


 で、シートバックのセンターにクッションを追加して、椅子に座布団をあてる様な効果を持たせようと計画した。

 で、シートバックのセンターを外し、下写真左の黄色いテープより上に10mmの硬めのウレタンシートを追加する事としました。 シートバック センターを分解しウレタンを追加しようとした所表皮の寸法が足らなくなり、結局新たに表皮を縫製しウレタンを挿入しました。
シートバックセンターは下右写真シート本体の矢印位置に取り付きます。

シートバックセンター           シート本体      
blogDSCN7246.jpg blogDSCN7251.jpg


 上記で、シートバックセンターに10mm追加した結果を写真を撮ってみたが若干盛りあがっている様に見えますが一見しただけでは分かりません。
座った感じは、着座位置が約10mm前に出た事により何となくお尻部分が盛り上がった感じで"落ち着き感"が劣る様です。
で、目的のクラッチペダル迄の距離は予想通り10mm程度変化した様で、クラッチを踏み切る事が出来ました。


左側に移したシート
(シートバックセンターに10mmのウレタンを追加した椅子)
blogDSCN8827.jpg


右側シート(従来左のドライバーシートだった椅子)
blogDSCN8832.jpg


 やっとの事左右共用風の椅子になりました!! 
当初左右共用と考え改造に取り掛かったが、本当に共用だったのだろうか???!!!
穴位置を見ると右によっているとか左によっているとか規則性はなかった。

 まァ~改造は終わったので、これからは数年に一回左右のシートを入れ替え、片側だけが劣化するのを防ごうと思います。 




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