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東海道五十三次 桑名宿から四日市宿 その1(桑名宿) [ 東海道五十三次]

   
 先日、東海道五十三次の内の桑名宿から四日市宿を歩いて来ました。

 東海道五十三次を歩くのは、鳴海宿から宮宿を歩いた今年の6月下旬以来です。
  鳴海宿から宮宿の記事 https://hisashi1946.blog.so-net.ne.jp/2018-07-19 
             https://hisashi1946.blog.so-net.ne.jp/2018-07-27
 尚、宮宿から桑名宿迄は3月10日に「堀川まちネット」さんの船で渡りました。
             https://hisashi1946.blog.so-net.ne.jp/2018-03-15
 (東海道五十三次が制定された1601年頃の宮宿から桑名宿は、「七里の渡し」と言う
  船による海上ルートが正規でした。)

 この「七里の渡し」ルートは、以前は旅行会社によるツアーもあった様ですが、今は「有料での船の運航は役所の許可が下りない」との事で、NPO法人「堀川まちネット」による「東海道 七里の渡し船旅 学習会(要寄付5000円)」が唯一の航路となってしまった様です。 
 堀川まちネットのホームページ : http://horikawamachi.net/

歌川広重の桑名宿
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 で、先日は早朝家を出てほぼ10時に桑名駅に着き、駅から長島行のバスに乗り田町で下車、歩いて堀川まちネットの船から下りた揖斐川(いびがわ)の堤防に。

この辺は揖斐川と並行して長良川が流れており、長良川の河口堰も見えます。
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揖斐川の堤防を下流方向に少し歩き「七里の渡し跡」に。 後方に蟠龍櫓も見えます。
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揖斐川河原の「七里の渡し跡」公園から下り、ここから五十三次が再開となります。
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公園から出て右に曲がり「大塚本陣」跡の明治8年創業船津屋さんをパチリ。
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船津屋さんの右隣りは脇本陣「駿河屋」跡、明治38年創業の老舗料理旅館の山月さん。
桑名宿の脇本陣は4軒有って駿河屋が最も格式が高かったとの事。
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山月さんから約100mの駐車場脇に舟会所・問屋場跡の説明板が(黄緑矢印先)。
舟会所は宮宿や佐屋へ渡る人の為に渡船の手配をし渡船料金を受け取る所で、問屋場は旅をする人の為に人足や馬を手配する所ですが、今はその場所は定かでないとの事。
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 山月さんから約200mで北大手橋へのT字路に。
 是非桑名城跡に行ってみたいと思っていたのでこの交差点を左折。

北大手橋を渡り、
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左や右に曲がり「柿安本店」の手前に伊勢桑名藩初代藩主「本多忠勝」の銅像がありました。
忠勝は徳川氏の家臣で、上総大多喜藩初代藩主、伊勢桑名藩初代藩主だった。
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 本多忠勝の銅像の前から右側の九華公園に入り、城跡は一番奥の鎮國守國神社の前に桑名城跡の石碑があり、神社の東側に桑名城天守跡の記念碑(黄緑矢印)がありました。
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天守の碑
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天守跡を見た後は公園の南側に出て南大手橋を渡り旧東海道に戻り、春日神社(桑名宗社)に。

春日神社の銅の鳥居の左には「しるべいし」(黄緑矢印先)もありました。
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そして鳥居脇の白い掲示板には「鳥居」や「しるべいし」について説明されていました。
   (写真をクリックすると大きく表示されます)
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鳥居をくぐると重厚な楼門です。
 天保4年(1833)、松平定永によって寄進された門で、正面左右には左大臣・右大臣、裏側には金剛力士像が安置され、その姿の美しさは日本一と言われたそうですが、昭和20年の空襲で焼失。 平成7年の七百年祭記念事業にて半世紀ぶりに再建されたそうです。
春日神社(桑名宗社)のホームページ:http://www.kuwanasousha.org/

桜門
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境内
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 で、境内右の受付で御朱印をお願いした所、桑名宗社奉賛会の行事の為書く人手がなく「既に朱印を押した紙で」との事。 「その代わりと言っては何ですが、宝物殿の「村正」と家康の孫千姫が奉納した「家康座像」を見て行って下さい」との事でした。 尚、写真撮影はご遠慮下さいとの事。
 で、宝物殿に行くと玄関に「家康座像」が展示されており、宝物殿中央には一振りの刀が。 刀を見ると「春日大明神」「勢州桑名郡増田庄藤原朝臣村正作」と彫られており、これが「妖刀村正伝説のひとつか!」とじっくり見させて頂きました。

「家康座像」についての桑名市の桑名市埋蔵文化財整理所のページ(写真付き)
     http://bunka.city.kuwana.mie.jp/html/bunkazai/100.html
「村正」についての桑名市の桑名市埋蔵文化財整理所のページ(写真付き)
     http://bunka.city.kuwana.mie.jp/html/bunkazai/058.html



 思いがけないお宝を見る事が出来、早くも"五十三次歩き"は達成感・満足感一杯!

 で、時計を見ると昼食時間。 桑名での食事は「焼き蛤」をと思いながら旧東海道の街道沿いを歩きながら探した所、既に行列のお店だったり、敷居の高そうなお店だったりでなかなか適当なお店が見つからず、「うどんの川市」さんに行きつきました。

 食べたのは「はまぐりの小天丼」と「はまぐりの味噌煮込みうどん」のセットです。
お店の中でお会いした地元の方は「ここを選んだのは正解。有名ですし本当に美味しいですよ。 ただセットは量があるから食べきれるかどうか?」との事。

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 地元の方が言われた通り 美味しかった。
 特に味噌煮込みは名古屋の煮込みに負けません!!!
 はまぐりの天ぷらも珍味で美味しかった!!!

 食べきりお腹が一杯になり休息も十分取れて万歩計を見ると約8000歩。
 次の計画はと地図を見ると、
  えエッ! 「うどんの川市」さんは「七里の渡し跡」から約100m。

 約8000歩も歩いたのに、旧東海道歩きは100mしか進んでいませんでした!!!


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