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お裁縫で(車の)内装をリフレッシュ, その2 [ EーType シート(いす)]

 
 雑誌の記事をきっかけに書く事になった 「お裁縫で(車の)内装をリフレッシュ」 その2です。

 今回はジャガー Eタイプのシート(椅子)を縫製した時に使用した道具や材料についてです。
尚、私はあくまでも素人の車趣味の一環として革の内装製作を行っていますので、街の内装屋さんやプロの内装屋さんとは異なる所が多いのかも???!!!

 又、革そのものについてはアメリカのベンツに革を供給している 「Bill Hirsch」 と言う会社から購入いたしました。 革については今回は私の購入先のみを紹介し、次回、革の性質や使い方等も含めて紹介したいと思います。


私の作ったジャガー Eタイプの本革シート(椅子)です。
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 Eタイプのシートをはじめ私の内装は全て本革で、ミシンを使わず手縫いで仕上げました。

 シートを本革にしている理由は、30年以上前から本革の車に乗ってみたく、実際に乗ってみると本革のしっとりとした感触が何とも言えないいい感じだったので! 単に憧れだっただけ!?

 ただ本革は、柔らかい物を使うとは言え、とても家庭用ミシンではパワー不足で縫いきれません。 又、ミシンで縫っている最中にちょっとでも縫う位置がずれたり曲がったりした時は穴が開いてしまい修正も再使用も出来ません。  従って私は時間がかかってもコツコツと手縫いで仕上げています。



 そこで、まず私の使用している 「手縫いの道具」 を紹介します。

** 縫い針 **
 縫い針は 「クローバー株式会社」 さんの3本セットの針を使用しています。
針の先端は右下写真の様に3角形に研がれ、革に楽にささり、楽に抜ける様になっています。
又購入は大きなDIY店や手芸,革細工店等で販売されていると思います。 私の場合は近くの店に置いて無くクローバー社さんに直接電話し、通販させていただきました。
  クローバーさんのホームページ   http://www.clover.co.jp/

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** 糸 **
 糸は、「株式会社 鈴富」 さんに電話で相談し、色見本や糸の太さの見本を送って頂き、その中から下写真の物を購入しました。
 鈴富さんの話では某自動車会社で使っている革用の糸でグンゼのポリエステルとの事。 私はその中から太めの5号糸を購入。
 革を手縫いしていくと下記のワックスを使っても革と糸が擦れて、だんだんと糸が細くなってしまう為、予め太めを選びました。 又、ある程度糸が太い程見てくれが良い様に思えて。
  株式会社 鈴富 さんのホームページ http://www.suzutomi.jp/5kaisya.html
  鈴富さんの通販サイト           http://www.rakuten.ne.jp/gold/itotsuhan/

鈴富さんの糸と糸に貼ってあったラベル
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 下写真はアメリカで購入した手縫い用糸ですが糸のよりがほとんど入っていませんでした。
(本革の場合、縫い目や糸のより等が見てくれ、しいて言えばデザインの1つとして、見てくれの善し悪しを決める重要な要素だと思います。)

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** ワックス(ロー) **
 ワックスは革を縫う場合に糸と革の滑りを良くする為に糸に塗るものです。 
ワックスの材質等細かい事は分りませんが、革細工の用品屋さんや刺しゅう用品屋さんで販売されています。 私の使っている物は「東急ハンズ」で購入しました。

** ギンペン **
 革の裁断位置や縫う位置を革に書く為のペンです。
革に油性や水性インクの使ったペンや筆で書くと、革の裏面に書いても後々革の表面ににじみ出て来てシミ状になってしまいます。 革細工の用品屋さんや刺しゅう用品屋さん等で販売されている専用のペンが良いかと思います。
 はるか前に東急ハンズで購入した「ギンペン」はドイツ製で、書いた後一般の消しゴムで消えました。 しかし、20年位前に購入した物(下写真)は外観は全く同じ物のドイツ製の表示が無く、消しゴムで消す事も出来ません。 勿論価格も安くなっていました。 多分ドイツ製の性能の分らない担当者が外観が同じで安いからといってイミティーションに変更したのでしょう。 おかげで今もって書いた後簡単に消す方法を模索中です。
 

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 革そのものについては、アメリカにいた時にアメリカの Bill Hirsch と言う ベンツに革を供給している会社から購入した物で、残念ながら日本国内での革の購入はどうすればよいか具体的な情報提供は出来ません。
 尚、アメリカでベンツ用のライトグレイの革を購入し、Eタイプの内装用に使っていましたが量が不足して来たので、日本からBill Hirschに追加の発注をした所、私の手持ち品とBill Hirschの在庫品との色合い確認等の為、私の革のサンプルを送付,確認を行ったうえで牛2頭分の購入が出来ました。
多分今も、日本から Bill Hirschさんへの発注購入が可能かと思います。
Bill Hirschさんのホームページ  http://www.hirschauto.com/
Bill Hirschさんのベンツ用革のページ
   http://www.hirschauto.com/Mercedes-Benz-Leather/products/72/




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