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ポケバイのブレーキ オーバーホール  液漏れが直ったよ! [ポケットバイク]

 
 先日、ブレーキのエアー抜きの最中にホイールシリンダーから液漏れが発生してしまいました。

 所が私のポケバイのブレーキメーカーは既に無く、現在のポケバイのブレーキは自転車の様な機械式で交換部品が見つかりそうにありません。

 そこで、従来から付いているホイールシリンダーをオーバーホールする事にしましたが、構造がよく分らず分解中に壊してしまったら取り返しがつかない為、取り合えず中華ポケバイ(中国製ポケバイ)のブレーキセットを購入し、スペアーパーツとして確保しました。

 中華ポケバイのブレーキセット
構造としては 「あったらいいな」 と思う機構が全て組みこまれています。

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 所が!所が! 
 入手した物は既に使われた取り外品の様で、ブレーキの作動中ホイールシリンダーとローターとの直角度が悪かった様で、ホイールシリンダーがローターで擦られて傷が付いており、パットも激しく偏摩耗していました。
(パットの調心機構の精度が悪くガタガタだったので、ブレーキを掛けた時ローターの回転力でホイールシリンダーがよじられたのだろうか? それとも取付けが悪かったのか?)

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 中華ポケバイは完成車で2万円位で販売されている。
 まさに安かろう! 悪かろう! の様だ。




 とは言え、ブレーキセットが購入出来た事で、保険は確保!
使う時は、調心機構のピン等の寸法を測って製作・改造してガタを少なくし、組付ければいいし。


 と言う事で、本番のホイールシリンダーのオーバーホールです。

パット中央の押し込みクリップを時計ドライバーで外し、パットを外し、C型クリップを外すと

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全分解出来ました。 下写真がホイールシリンダーの全構成部品です。
ピストンとシリンダー以外は 錆! 錆! 錆! 錆の粉も一杯!

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 所がシリンダー本体もピストンもシールもほとんど錆も傷も摩耗も無し!
40年位経ってもです!!! ヤッタァーーー! と言う感じ。   日本製はこうでなくっちゃ!


 シリンダー本体はシリンダー内面までメッキされており、この為錆なかったのだろう。  非常に丁寧なつくりです。
 やっぱりクラシックの世界は錆対策です! 先日メンテをして頂いた時計も錆が主原因だっし。 

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 と言う事で、錆を取り、ブレーキグリースを綺麗に塗り、組立て、エアー抜きをして、ポケバイに取付けてみました。
下写真の様に受け側のパットの隙があまりにも大きい!!!
中華ポケバイの様に自動調心機構が欲しい。 それもガタの無い精度の高い物を!


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 ない物ねだりをしてもしょうがないので、受け側のパットのアームを1mm削り、パットの裏に1mmのシムを作って入れてみました。
 結果 ピストン側の隙が 0.4mmのままで、受け側は若干引きずり気味になりました。 ただホイールは手で軽く回るので良しとしました。
(このブレーキは、ブレーキをかけるとホイールシリンダーのピストンがパットを押しローターに当たり、ローターがたわんで受け側のパットに当る様な機構なんです。 従ってローターのたわみを極力少なくする為受け側のパットとローターの隙は小さい方が良いのです。)

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 で、本題の液漏れは、勿論無し! 無し! 無しでェーーーす。
漏れの原因は、多分、シリンダー内の錆の破片がピシトンシールに挟まったのだろうと思います。


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