ジャガー E タイプ,ラジエーターグリルと ヒーターダクトのメンテナンスと取付け [ E-Type 外装]
ジャガー Eタイプのボンネット関係の作業を行っていますが、今回はラジエーターグリルとヒータダクトのメンテナンスです。
下写真が車に組付けた状態です。
グリル上部のシールは、イギリスから購入してみると下写真の様な物が届きました。
これェ~??!!
フェルト製が本来の形の様ですが、あらためて現物を見てガッカリ。
もし、雨の中を走行したら厚いフェルトに水が浸み込み、いつ迄もジクジクしていて錆の原因になりそう。
と言う事で、近くのホームセンターでスポンジ状のゴムシールを探し取り付けました。
メンテナンスの手順は、グリルのフレーム部分とネット部分に分解し、サンドブラストで塗装と錆を取り、カチオン塗装をしました。
と書くと2行で終わりですが、ネット部分は細い針金の為、ブラスト中は何処がキチンと錆取り出来ているのか見えず、予想していたとは非常に苦労しました。
で、カチオン塗装をし、8本のビスで組立て。 最初の写真の様にボンネットに組付けました。
又、下写真がヒーターダクトをボンネットに組付けた結果です。
で、メンテナンスの手順はと言うと、
ヒーターダクトは樹脂の為、サンドブラストのエアー圧力を下げ、塗装を剥がしました。
実はアメリカで見た E タイプは、この部分が綺麗に塗装されている車が殆どなかった為に、ならば私が綺麗に! と思い塗装を剥がしたわけです。
これが間違いの始まりだった。
従来の塗装にサンドペーパーをかけ、仕上げ塗装でお茶を濁すべきだった!!
サンドブラストして、塗装を剥がしてみるとグラスファイバーは気泡だらけ!!!
で、部品が欠けて欠損している所もあり、市販のグラスファイバーで欠損部分を修正。 ついでにフランジ全体に約1mm肉盛りし、補強しました。
又、気泡部分にグラスファイバーを盛り、ヤスリとサンドペーパーで平らに仕上げて見ると大きい気泡が無くなり、次に中くらいの気泡が目立ち、再度グラスファイバー---を3回程行ったがきりが無く、ついに諦めの境地。
(アメリカで見た綺麗でない塗装はこの気泡を埋める様な塗装をされていた為でした。)
とは言え放り投げるわけにもいかず、塗装をして、スポンジ状のシールを貼り、写真の様にボンネットに取り付けました。
何時も応援有難うございます。 引き続き応援をお願いします。
ご苦労された甲斐があって、綺麗に仕上がりましたね
by 駅員3 (2011-05-18 12:07)
ホームセンターのアイテムは素晴らしいですねぇ・・・
それを活用するkotobukiさんもさすがです◎
by standard55 (2011-05-20 14:30)