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ジャガー E タイプ, エンジンがかからなかった原因 その2 [E-Typeのレストア エンジン]

 
 1月末にエンジンをかける事が出来ず、2月10日にはエンジンがかかりました。
 で、原因を調べ、前回の記事 「その1」 ではディストリビューターの組立て不良をレポートしましたが、今回はキャブレター(以下キャブ)の燃料漏れです。 



 結論から言うと ”私には原因が分りません” が正確な表現かと思います。

 ともかく、1月末エンジンをかけようとしたが、3連のSUキャブ3個共全く同じ様にガソリンが漏れ、キャブ内で溢れてしまいました。
キャブは何時かオーバーホールし、勉強しようと下写真のメンテナンスキットを購入してありました。
で、今回は、スパークしない等の問題もあり、”テクニカルトート” さんにオーバーホールを依頼してしまおうとアンチョコな道を選んでしまいました。
 テクニカルトートさんのホームページ  http://technicaltohto.jp/

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 で、写真の様にメンテナンスを完了。
キャブのオーバーホールは、ゴム類の交換の他、スロットバルブやフロート,各部のアーム類等を交換し、標準状態にセッテングして頂きました。

blogP1240682.jpg


 更に、3連キャブの3個が同時に同じ様に漏れた事から、燃料ポンプの圧力が高すぎガソリンがキャブ内でオーバーフローしている可能性もあり、燃料ポンプからの燃料圧力や、キャブのフロートチャンバー内のニードルバルブの締め切り圧力等も測定致しました。

 結果、テクニカルトートさんのテスターでは、フューエルポンプからの圧力は 0.3Kg/cm2。
キャブのニードルバルブは 0.5Kg/cm2 の圧力をかけてもきちっとポンプからの燃料を締めきっていました。

 で、下写真の様に私の車に市販の燃料圧力計を取り付けて、車としての燃料圧力やガソリン漏れを確認しました。 結果、キャブの手前の燃料圧力は 0.2Kg/cm2 で、テクニカルトートさんのテスターよりは低く、しかもニードルバルブはガソリンをきちんと締めきっていました。

blogP2160686.jpg
aP2090678.jpg



 2月10日のエンジン始動時は、始動前に充分ポンプを作動させガソリン漏れを確認しましたが問題なし。 始動後はエンジン回転中やエンジン停止後の漏れも確認したがこれも全く問題なし。



 と言う事で ”明確にこれが漏れの原因でした” と言う原因はレポート出来ませんが、ともかく今は自信を持って ”ガソリン漏れなし” と言う事が出来ます。


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コメント 3

駅員3

なるほど、私も、燃料ポンプは、JEEPで何回か苦労しております。
今は三菱製の機械式が付いています。
by 駅員3 (2011-02-18 12:45) 

BPノスタルジックカーショー

おはようございます。

まさに「レストアは推理小説」を地で行くお話ですね。
アナログが故に分かり易いと思いがちですが・・・
そこがまた難しいところでしょうか。
by BPノスタルジックカーショー (2011-02-20 05:05) 

kotobuki1946

駅員3さん
機械式が一番安定していていいですね。
電気は好きになれない。

BPノスタルジックカーショーさん
ほんと、修理は推理ですね。

by kotobuki1946 (2011-02-22 07:31) 

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