ジャガー E タイプ, エンジンがかからなかった原因 その1. [E-Typeのレストア エンジン]
1月末にエンジンをかけようとしましたが、全くかかりませんでした。
幸い 2月10日にエンジンがかかりましたので、その原因を2・3回に分けてレポートします。
前々回の記事で書きました様に、エンジンを回す為には ”空気を吸い込み” ”適量のガソリンを供給し” ”適切なタイミングで点火” すれば元気よく回ります。
言葉にすれと簡単です。 それがなかなか上手くいかない。
で、エンジンが回らなかった原因は2つ。 たった3つの要素の内2つがダメならかかりませんよね~。
1つは全く点火しません。 どんなにガソリンを入れても点火の火花が出なければかかりません。
もう1つはキャブレターかならの燃料漏れ。
で、今回は点火しなかった原因です。
結果的には簡単。 デストリビューターのポイント部分の組立て不良でした。
ようはkotobukiの作業ミスでした。
先月後半、ガソリンタンクにガソリンを入れて、エンジンを回しましたが、全く爆発する気配がない。
点火時期を調べる下写真のフラッシュライトを持ちだし、確認したが全く点滅せず、プラグから火花が飛んでいません。 写真の中のNo6は1番前のシリンダーで日本車のNo1です。
エンジンの点火はスパークプラグに瞬間的に大電圧の電気を流し、火花を飛ばし(スパーク)ます。
スターターモーターでエンジンを回すと共に、ディストリビューターの内部にある6角形のカム(私の車は6気筒車なので6角形、4気筒車は4角形) を回しポイントと言う部分でバッテリーからの電気を断・続し、イグニッションコイルに断続的な電気を流します。
イグニッションコイルは断続的に流れて来た電気によって、1万ボルト以上の大電圧の電気を作り、スパークプラグに送り、エンジン内部でスパークプラグが火花を飛ばし、ガソリンに点火する構造になっています。
で、火花を飛ばすのに関係するあらゆる部品の配線を調べましたが配線ミスは全く見つからず、 この時分った事はイグニッションコイルへの電気が断続的に流れるはずが、常時流れている事。
それ以外は分らずやむなく 1964年型のジャガー マークⅡ を乗っておられる方に来て頂きいっしょに点検する事に。 (ジャガー マークⅡはほぼ同じエンジンで、インスト回り等配線を含めてほぼ同じ物です。)
で、彼と調査する事2日間。
1日目は再度配線の間違い探し。
デストリビューター関係等エンジンルームと室内の配線が何処に行っているか等を調査。 で、分った事はやっぱり デストリビューターから常時12ボルトの電気が流れており、断続的な電気の流れになっていない事。 それ以外は間違いがなさそう。
2日目の調査では何故12ボルトが流れているかを調査。
ディスビ内部の不良以外に考えられず、ディスビの断続的な電気を作る ”ポイント”部分を点検の結果、 何の事は無い絶縁の為の樹脂ブッシュの位置を間違えて組立てていた為に漏電していました。
ちょっと良いわけを言わせて下さい。
私が購入したポイントセットは、ポイントのベースプレートからのボルトがスチールで、樹脂のブッシュで絶縁するタイプ。 今迄車に付いていた物は樹脂のボルト(下右写真)で、はなから電気を通さない様になっていました。
本当はディスビを組み立てる時点で、この樹脂部品とその理由に気付くべきでした。
っと言う事で、ブッシュの位置を変えた所、簡単にスパークが始まりました。
まだまだ未熟ですねェ~~~。
何時も応援有難うございます。
何でもそうですが、わかってみると、あっけないものですね
by 駅員3 (2011-02-15 18:05)
駅員3さん
もう少し早く探すべきでした。
まだ未熟でした。
by kotobuki1946 (2011-02-17 21:01)