SSブログ

ジャガー E タイプ,シートクッションの製作 (その1) [ EーType シート(いす)]

 
 新たに購入した、フラッシャーランプ等を操作するコンビネーションランプスイッチが合わず、ダッシュボードの作業が止まっています。 私のE タイプは3.8リットル車の最終版ですが、どうやら4.2リットル車用部品を先行採用した様です。

 と言う事で、コンビネーションランプスイッチは解決しそうで、イギリスの出荷を待っています。



 で、やむなく、シート部品の製作やメンテを継続しています。

 今回は皮の縫製としては最も厄介なシートクッションの製作です。
blogP9190274.jpg

 分解してみると、予想以上の傷みで、ウレタンはヘタリ、汗で部分的に硬化し元の形はありません。
PC070192.JPG

 更にウレタンを外した所、クッションを支えるラバーバンドは劣化し張りがなく、麻製のクッションを支える布も劣化して簡単に破れます。 尚、ラバーバンドは釘2本で固定していました。
 更にベースとなる9mmの合板は接着剤の劣化で剥がれ、それによる強度低下で破損していました。
blogPC070195.jpg

 又、クッションは2分割に切断し、ベースとクッションの高さも合わせていませんでした。
blogPC070216.jpg


 と言う従来品の劣化具合を頭に入れ、新品を組み立てました。

 クッションのバンドはバンドを固定するプレートを製作し、ビスとの組合わせで組付ける事に。
 このゴムバンド、部品カタログには 「4mts」 とありましたので、4メーターと思い購入したのですが約1.8メーターしかなく、もう一脚分として追加発注しましたが、受注生産との事でいまだ手に入らず、2個目のシートクッションはどうなる事やら。
又、前側のクッション受けにはキャンバス地の厚手の布を使いました。
 
blogP1050232.jpg

 で、ウレタン製のクッションは、従来品と同様ほぼ中央部で2分割に切断し、リアー側には市販の硬めのウレタン2枚(各10mm)を追加しクッションの高さ調整をしました。。

blogP1060230.jpg


 で、今、コツコツとクッションの表皮を縫製しています。

 従って今回はここ迄とします。



にほんブログ村 車ブログ 名車・クラシックカーへ
ブログランキングです。




nice!(19)  コメント(9) 

nice! 19

コメント 9

pace

パイピングの美しい皮シートが楽しみです
こう書くとプレッシャーですか?(笑)
by pace (2010-01-25 15:46) 

駅員3

シート一つとっても、大変なご苦労されているんですね。
でも一つ一つが、形になっていく様子が、ささやかな喜びになっているのではないでしょうか[ぴかぴか(新しい)]
by 駅員3 (2010-01-25 19:55) 

mitu

こんばんは。
お身体の調子もよさそうで何よりです。
見えない所ほど丁寧にやる、昔よく言われました。
by mitu (2010-01-25 20:54) 

くっさん。

もともとは、どうやって縫っていたのですかね。
ジャガー工場の人が、肩をパンパンにして、縫っていたとは思えませんが…(^^;
専用のミシンがあるのでしょうね。
kotobuki1946 さんのは、針のひと目、ひと目に愛情がこもってますね。
by くっさん。 (2010-01-26 07:15) 

くっさん。

ジャガー工場で縫っていくのは、専用のミシンがあるのでしょうか?
kotobuki1946 さんの手縫いのシートは、針のひと目、ひと目に愛情がこもっていますね。
肩のこる作業なので、熱中しすぎないようにご注意ください。
by くっさん。 (2010-01-26 07:19) 

BPノスタルジックカーショー

こんばんは。

ここまで自分でやる人は初めてです。
ここまでやってみないと分かりません。
by BPノスタルジックカーショー (2010-01-26 20:46) 

jinn

シートの出来上がりが楽しみです~☆
by jinn (2010-01-27 12:50) 

kotobuki1946

paceさん
パイピングを取り入れる事で苦戦していますが、ほぼ上手くいっています。
明日かな報告は。

駅員3さん
そう。 一つひとつ形になっていくのが楽しみなんです。 それが積みあがっての車ですから。

mituさん
体調はすこぶる快調ですが、ここの所縫製作業の為肩こりが激しい。

くっさん
私の従来品シートは布製に変更されているので、分解中に工場でどう作っているのかはつかめませんでした。
ただ、間違いなく工業用ミシンで縫っているでしょう。
 シルビアで工場の縫製作業を見ましたが、縫製作業者は本当に上手くミシンを操っていました。 手縫いでもやっとの様な所をすいすい縫って行きます。
私は自信がないので手縫いで行きます。

BPノスタルジックカーショーさん
出来る限り全て自分でやりたいんです。 前のSRL311もやってきた事ですので。
レストア屋さんの中には ”ジャガーはSRL311と違って難しいんだ” と言う方もいましたが、どちらも同じ様に難しいと言えば言えます。
難しいのを乗り越えるのも又楽しい。

jinnさん
楽しみに待っていてください。 クッションは何とかなりそうです。

by kotobuki1946 (2010-01-27 16:23) 

emu310

S字バネって60年代まででしたか。
むかーし知った自動車のシート構造が頭から抜けてなかったんですね。
浦島太郎でした。
by emu310 (2010-02-04 11:08) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。