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エンジンに クラッチとトランスミッションを 組付ける [ EーType パワートレイン]

 先日エンジン本体が完成し、下写真の様にエンジンにクラッチとトランスミッションを組付けました。

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 まず、クランク シャフトにフライホイールを組付け、続いてクラッチ ディスクを組付けます。
 クラッチ ディスクは、車ではトランスミッションのシャフトに支えられています。 従って、ミッションのシャフトを模した冶具を使ってクラッチ ディスクの位置を決めて組付けます。
右下の写真が位置決めの冶具で、 樹脂製 4.5ドル(450円位)です。 部品と同じ様に購入できます。

P3220996.JPGP3240993.JPG

 クラッチ ディスクと冶具をセットした状態で、クラッチ カバーを取り付けます。
クラッチ カバーは、先日、フライホイールとセットでバランスを取ったので、フライホイールとの位置合わせも行います。
この時、前に付けたミッションのシャフト相当の冶具がスムースに動くか確認し、動かない場合はクラッチ カバーのねじを緩め、セットのし直しです。

P3220998.JPG

 クラッチ ディスクを取り付けた冶具を外し、トランスミッションを取付けます。
ミッションは重く、非力な私はエンジン スリンガーにバランサーを付け、ミッションの角度を調整しながら、エンジンに近づけ、ミッションを回しながらクラッチ ディスクのスプラインとミッションのスプラインを合わせ、更にミッションを押しシリンダーブロックにセットし、締めつけます。
 (道具っていいですね。 こんな重い物の作業が、らくらく出来ますから。 だいじにしよう。)

ミッション自体のメンテナンスは下記のページです。
http://hisashi1946.blog.so-net.ne.jp/2007-10-24

P3221003.JPG

 今回の作業で初めて気づいたのですが、なんとフライホイールにまでエンジンナンバーが刻印されておりました。

P3201001.JPG

 ジャガー Eタイプのフライホイールには、ピストンの上死点のマークが付いており、クランクとの位置合わせも必要です。 写真はミッションを付けた後ですが、フライホイールの橙色の線(アルミ部品の穴の中)とシリンダーブロックの線が一致すると一番前のシリンダーが上死点にあることを示します。
 オリジナルではこののぞき穴が開いたまま使用しますが、私は手製のカバーで蓋をする事にしました。

P3221002 タイミングマーク穴.JPGP3231012 タイミングマーク穴.JPG

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コメント 5

くっさん。

パーツ、パーツで見ている時より、形になってくるとワクワク感が高まります。
後ろのボディに積み込まれる日が待ち遠しいです。
by くっさん。 (2008-03-28 09:21) 

OILMAN

こんにちは。
エンジンとミッションが取り付けられるといよいよですね。
ところでミッションの大きさですが、4速ということでコンパクトなんですね。

by OILMAN (2008-03-28 20:31) 

kanican

のぞき穴はやっぱり蓋があった方がいいですね。
我が家だったらネズミが入ってしまいそうです。(^^;
by kanican (2008-03-28 23:24) 

pace

だいぶ来ましたね~
楽しみです!!
by pace (2008-03-29 01:54) 

kotobuki1946

くっさん
早くボディに組付けたいな と思っていますが、ボディに付けるにはエンジンルームのフレームを完全にする為の作業が幾つかありますので、もう少し時間がかかります。

OILMANさん
ミッションの小さい事に気付きましたか。 私もこんな小さいのでいいのかなって思っています。 5速でもそれほど変わりません。

kanicanさん
のぞき穴、やっぱり蓋が必要ですよね。

paceさん
だんだん目に見えるようにはなってきました。

by kotobuki1946 (2008-03-29 14:55) 

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