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アメリカでのレストア その6(内装) [フェアレディ(SRL311)]

 ボディのレストアが完成する迄の間に内装のレストアを1998年頃約1年かけて行いました。 購入時の内装は非常に痛んでおり、その痛み具合は下写真のシートの表皮からも想像できるかと思います。 フェアレディ SRL311は全て手縫いで本皮仕様に改装致しました。

完成したフロント側内装 シートベルトは昭和42年8月の表示あり。洗濯し再使用

 材料の皮は”その1”で記したヘミングから探し ”Bill Hirsch”と言う会社から生産打ち切りに伴う特売品 牛3頭分を$530で購入。 現在も変質せず良い品質で、安い買い物でした。
 日本に帰国後ジャガー用に皮を購入、個人向けに輸出してくれましたので、必要な方は下記のサイトにアクセスしてみたらいかがですか。 アメリカの会社なので英語です。
   http://www.hirschauto.com/

 皮の縫い方は全くの自己流ですが、添付イラストの様に縫い、縫い目のデザインはオリジナルにこだわらず、私の好みとしました。

 シートは、オリジナルのフレームとクッションを使用し、表皮は好みのデザインとし、それに合せウレタンを若干追加した。
左の写真が完成したシート(中央部にルーズを付けた) 右の写真が車購入時のシート表皮

 ドアートリムは、裏のベースを紙パルプを樹脂で固めたボードとし、裁断、その上にウレタンと縫い上げた皮を貼りました。

 インストは、アメリカ製の複製品(メーターフード部分が約2Cm多く張り出している)を購入し、その上に3mmウレタンと縫い上げた皮を貼り、又、メーターパネル部のオリジナルは結晶塗装ですが、皮を貼りました。 その結果メーターやスイッチ類のボディアースが取れず、アース線を追加。
 コンソールボックスは、ラジオ部分をつぶし、サブメーターを2個追加。 又、リット部分にウレタンを追加しボリューム感を持たせカードポケットを追加。

 その他リアーのラッゲージスペースやリアーサイドトリム等内装は全て皮とし、又、ハンドルやサイドブレーキも皮巻きとした。
 


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