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アメリカでのレストア その5(サスペンション) [フェアレディ(SRL311)]

 1996年12月からレストアを初めて、ボディのレストアに2年以上かかった為、この間に私がサスペンションのレストアを行いました。
 サスペンションは走行中 ”私の命を支えてくれる部品” の為、念入りに点検オーバーホールを実施しました。

 この車は、新車の時に下回りに防錆ワックスをかけたと思われ、油を含んだ赤土で部品を覆っており、厚い所では約1cmも!! 洗剤代わりにシンナーを使いブラシがけによる清掃。 はねた泥で顔も作業衣も汚れ放題。 アトランタ周辺は日本の赤土とは違って本当の赤に近く、質も細かい砂のような感じで、ワックスで固めると大変頑固な物でした。 でも頑張った。

 結果なんと新車の組立て時に書いたアクスルユニットの識別記号やネジの締付け確認マーク等が当時のまま現れ、非常に良い状態で、うれしくなり1人でニヤニヤしていました。
 とは言ってもゴム類の劣化は免れず、又作動部分の磨耗も考えられ、入手出来た純正部品は新品に交換、入手出来なかった部品も部品取りのSPL311車の部品と比較し、良い方の部品を使い、オーバーホールを行いました。

 部品は帰国した時に日産の部品販売会社で部品表を見ながらリストアップし、購入。 日本に在庫の無い物はアメリカで例のヘミングを頼りに電話やE-Mailで問い合わせし、入手。
ヘミングについては 11月3日のブログ アメリカでのレストア その1 を参照してください。

 又、修理マニュアルは日本語では発行されていませんが、英語版は多分日産から発行され、それをアメリカの本屋さんがコピー印刷し、販売されています。 下段のスキャン参照。 旧オーナーから貰ったこの本をもとに、辞書を片手にもう一方の手にスパナ という感じでした。 
 (実は私、 うん十年前は自動車のサスペンションの技術屋でした。 ですからマニュアルを見なくても出来たと思うが、より正確さをきす為に昔の記憶と照らし合わせながら、昔の仕事仲間を思い出し懐かしさを含め、異国の地で、作業をしたわけです。)

 交換した部品等は機会があれば、別に書きたいと思います。

 と言うわけで、今はアメリカでレストアをしていた当時の苦労やお世話になった人々の事やその時の風景を思い出しながら、 ”レストア天国 アメリカ” をブログに書いています。

 次回は ”八王子のいちょう祭りのクラシック カー パレード” について書きます。
今年は11月19日に行われます。 又、青梅のクラシック カー パレードは11月18日です。



アメリカではこの様な旧車のマニュアルが多数、日本のオートバックスの様な部品屋や本屋で販売されている。


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