アメリカでのレストア物語 その4(ボディ) [フェアレディ(SRL311)]
1996年12月からレストアを初め1999年2月に完成。 当初、米人の同僚は4・5ヶ月で完成と言っていたが、働きながらの作業と彼の腰の古傷が悪化し入院等で予想外の長期になってしまった。
主なボディのレストは以下の通り
左右フェンダーの錆と追突跡
新品を購入し取り付ける事とした。 過去の追突修理でフロント全体の形状が変化している事も考えられ、新品フェンダーに合せ板金修正し、正規形状に戻した。 しかし、フードリッジの最先端はしわが残った。 プロの板金屋だとしわ取り又はしわ部分の鉄板張替えをすると思う。
フードの交換
フードは追突跡や錆があり、旧オーナーから入手した無傷の右ハンドル用を改造し使用した。
オリジナルのフードは日本に持ち帰り現在もストック中ですが、今見ると十分使用可能で、交換は不要だったと思う。 改造した右ハンドル用もオリジナルも共に非常に貴重な67年型の部品だった。 これがレストアビギナーの判断の誤りか!!!
助手席とトランクルームのフロアーの錆と穴あき
サンドブラストで錆取り、穴をグラスファイバーで修正、その上(室内側)に補強板を貼りつけた。
リアーの追突跡
テールランプ部を後ろに伸ばし、修正。 この部分は全く追突跡が残らず、リアーパネルの曲面もよく、非常によく出来たと思う。
ボディ側面の凹凸修正
パテで小さな凹凸は修正されたが、光をあてると波うちが見える。 特に右側はガレージの扉が常に閉まった状態の為、光による影が見えにくく十分に修正されていない。もっと丁寧にして欲しかった。
ボディペイント
アメリカのPPGからオリジナル色のシルバーを入手し塗装。 ペイント缶に付いていたカラーの配合表は最下段のスキャンデーター参照。
1回目の塗装では、カラー色を塗装した後クリアーを早く塗りすぎた為カラーとクリアーが混じりまだらになり、しかも大きな蚊(3~5cm位)が10匹以上付着、再塗装となった。 フードに完全な形の蚊が一匹付いており、記念に残す様に依頼したが削り取られてしまった。 残念! 残念!
次回はサスペンション
レストアをした米人の同僚と下塗りのフェアレディ
ジーンズを着たのが私。 フレームとインストを外し隠れた部分も作業をする様に、彼の気分を害さず苦手な英語でどう表現し、依頼するか思案中。 勿論英語がつうじ成功
ペイント缶に貼ってあったカラーコード表
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